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第29回全日本学生選手権個人ロードレース大会

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    6月16日(日)、第29回全日本学生選手権個人ロードレース大会が今年も長野県木祖村にある味噌川ダムのダム湖を周回する181キロで開催された。

    京産大チームは昨年優勝の4回生木村と3位の4回生吉岡の両選手を中心に12名での出走です。夜中に京都を出発し午前4時半にチームの宿泊する民宿に到着。サポートメンバー3名と秋田監督と合流し、選手より一足先にピット設営の為コースに向かう。いくつかのチームのサポート部隊もピット設営を開始していたが、コース脇の良い場所を確保する事ができ、テント・ローラーを設営し...宿から自走してくる選手の到着を待つ事にする。

    前日の雨の影響もあり、気温はかなり低い。路面も濡れており、おそらくコース上には雨で流れ出てきた小石等が出てきていると思われる。過去、このコースで雨が降った時はパンクが多発しており、スペアーホイールもしっかりと準備する必要がある。機材交換が認められるのは補給地点手前の最終コーナー外側とダム湖の一番奥の2か所のみ。サポートの1回生平松と代車1台をダム湖奥に配置、スペアーホイールと代車2台は最終コーナーで2回生中村がスタンバイする。代車1台は吉岡が練習で使用するクロモリロード。当然ながらポジションは吉岡にピッタリしている。

    午前6時半、選手たちがユニフォーム姿で颯爽とピットに現れた。今回、新しいチームウエアのお披露目レースでもある。全員が新しいウエアに身を包んで走っている姿はとても絵になるものだ。

    選手たちは各自、ローラーに乗ったりコースの下見に行ったりしてスタートまでの時間を過ごす。その間に監督会議がスタート地点で行われ各種説明がされる。この時点でアーム・レッグ・シューズのカバーの着用を禁止するとの説明を受けるが、スタート時の気温が低い事や山の天候は変わりやすいのでアームカバーの着用は認めてほしいと秋田監督が提案、許可がおりる。競技役員からの説明で、冬場でないこの時期のレッグカバーやシューズカバーの着用は必要ないと判断、そして禁止されているコンプレッション(着圧)系のモノをすべてチェックする事は困難である為の措置である旨が説明される。役員スタッフ人数にも制限があり、運営の簡素化が必要な学生レースに置いては仕方のない事だと納得する。



    昨年優勝の木村がスタート最前中央に並び、午前8時スタートが切られる。いつもならスタートしてすぐにハイペースとなり集団人数の絞り込みが行われるのだが、今年はペースが上がらず坦々と進んでいく。レース序盤から立命館の2名を含むグループが集団との差を保ちながら逃げ続ける。

    日差しが強くなり気温も上がり始め後半の体力消耗が大きくなる事が予想される。レース中盤より、選手には補給をしっかりと取るように指示を出すが選手の耳に届いているのかはわからない。そんな中でも吉岡は確実に補給ボトルを受取り気を使っている事がわかる。入学当初はレース後半にハンガーノックになるなどしていた事を考えると成長している事がわかる。木村は少し苦しそうに見える。前走となったツール・ド・シンカラにおいて体調を崩していた事が気になるがレース中に回復させようとしている感じだ。1回生間瀬はコンスタントに集団前方に位置し見た目も好調そうだ。同じコースを使って5月に行われたレース“木祖村2Days”に参加しコースを一度走った事が役立っているはず。

    レース中盤、有力候補が動きかなり強力な逃げグループが形成された。山本選手@鹿屋、黒瀬選手@中央、金井選手@明治らが入っている。

    そんな時に、メイン集団では吉岡のリア変速機に他の選手が突っ込んでくる形で落車。吉岡の変速機が完全に壊れるアクシデントが発生し完全に走行不能状態になる。その場で吉岡の近くにいた2回生谷口が自分のバイクを吉岡に渡し吉岡は再スタート。谷口は後方から来るニュートラルサポートを待つ。谷口のバイクはサイズが吉岡には合ってなく、そもそもペダルが違うのでそのままでレース続行は厳しい。そんな時に今度は、身長も同じぐらいで同じペダルを使用する4回生服部が吉岡にバイクを差出し吉岡は服部のバイクで集団復帰を目指す。彼らのおかげで大きく遅れる事なく吉岡は集団に復帰する事ができた。

    ニュートラルサポートから吉岡の壊れたバイクを受け取ったが、リアエンドごと変速機が壊れ後輪に巻きついていた。吉岡には次の周回で代車にスイッチさせ自分の体にあったマシンでレースを続行させる事が出来ているが、服部らのバイクよりパーツを移植する形でメインバイクの修復をする。ダム湖奥で選手に指示を出す監督にもバイク修理が完了した事を報告、吉岡に伝えて貰う。吉岡はきっちりと集団前方で交換地点に来てバイク交換、集団の中ほどに復帰する。急遽の交換で変速トラブルもあり後2回バイク交換する事になったが最後の勝負所までにはメインバイクで挑める状態に戻す事が出来た。マシン修理・交換には4回生南野・2回生中村が頑張ってくれた。後で見ると吉岡の前輪がスローパンクを始めていたので、前後輪とも交換していて正解だったと思う。

    その頃には強力な逃げグループも掴まり、最終局面に向けての動きが活発化していた。そして吉岡を含む10名ほどのグループが逃げ出す事に成功。残り距離とメンバーを見るとこの中から優勝者が出る事が予想される。理想とすれば、この中に間瀬が入っていて欲しかった。そのグループに加わり逃げる体力は残っていたはず。終盤に向けて動けそうだった1回生中井も落車リタイアする。キャプテンの3回生鍵本も落車の影響で集団より遅れてしまっている。木村は体調がおもわしくなくリタイアに終わる。ナショナルチームメンバーとしての連戦の疲れが溜まっていたのだろう。これでまた一つ大きく成長してくれると思う。

    補給地点を通過する吉岡はかなり落ち着いている。必死に補給を取ろうとする他の選手の動きも冷静に見つつ確実に補給ボトルを受け取っていく。これはやってくれそうな予感がする。

    最後の補給を終え、ケガ負傷した部員以外は最後の1キロの登りへと向かう。登りの下から上まで部員を配置し最後の声援を贈る。この登りで抜け出し昨年優勝した木村には最後の勝負ポイントで応援するように指示を出す。

    集団はばらけた形で最後の登りに突入してくる。登りの途中で吉岡を含む2名が少し抜け出してる事が競技役員の無線から聞こえる。しかし、次の瞬間“ゼッケン2、落車”との一報。そして最初にゴールに飛び込んできたのは順天堂大の選手。吉岡はうなだれ4位でゴールした。その後はバラバラに選手たちがゴールしてくる。須尭・渡邊もゴール。

    最後の逃げグループに乗れず集団に残され前を追走しようと飛び出した間瀬も途中落車してしまったが、最後まで走りぬき完走。

    171名スタートし完走は39名のサバイバルレースが終わった。


    4位という順位は悔しいが、チームとしてやれることはやり、それを受けてエースも最終局面まで攻め続けしっかりと勝負権のある位置で走ってくれたので何も言う事はない。また一つ、チームとして成長できたレースだったと思います。

    1位 辻本尚希(順天堂)
    2位 前園浩平(立命館)
    3位 雨宮正樹(日大)
    4位 吉岡直哉(京産大)

    19位 須尭元春(1回生)
    25位 渡邊誉大(2回生)
    38位 間瀬勇毅(1回生)

    いつも学生スポーツに多大なるご理解を頂きコース提供をして頂いている木祖村様、独立行政法人水資源機構味噌川ダム管理所様を始め、レース運営をして頂いたスタッフ・関係者の皆様、朝早い朝食にもいつも対応して頂いている民宿りんどうの皆様、チーム活動へ応援と理解をして頂いている保護者の皆様・OBの先輩方、ありがとうございました。

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